アルザス地方とは

アルザスの風景

美食の都 アルザス

地産地消 アルザス

アルザス地方とは・・・

アルザス地方はバーラン(Bas Rhin)県とオーラン(Haut Rhin)県の
2つの県からなり、フランス最東部、ドイツとの国境に位置しています。
フランスでは「地方」とは地方行政の単位で、
2つ以上の県から成り立っています。

アルザス地方の総面積は8,280k㎡、南北に広がる地形です。
四方を山に囲まれた盆地で、フランス国内では
最も四季の変化に恵まれている地方のひとつです。

アルザスには「2つの豊かさ」があると言われています。
食の豊かさと経済の豊かさ。フランスで一番小規模な地方でありながら、
住民一人当たりのGDPは国内で二番目に高く
(一番目はパリ市を擁するイル・ド・フランス)、失業率は国内最低です。

アルザスの風景

アルザスの素晴らしさは先ずその風景にあります。
「ワイン街道 ROUTE DE VINS」と呼ばれる、
この地方を縦断して続いている葡萄畑
そして数々の森や湖沼の傍に中世の城砦跡が無数に点在し
(フランス国内で最も城砦跡が残存している地方です)、
絵葉書の様な風景があちこちに広がっています。

そして、ストラスブール市をはじめとするアルザスの街の美しさは格別です。
ストラスブール市のクリスマス市(例年11月の最終週から12月31日まで)
は世界的に有名ですが、美観整備が徹底された街中は伝統と新しい物が
絶妙に共存し、独特の都市風景を形成しています。
古い建物や施設を大切に保存しながら現代の生活に活かしていく技術と
情熱には頭が下がる思いです。

美食の都 アルザス

フランスには、「美食の都」と称される地方や町が幾つか存在します。
その殆どはワインの産地の近隣にあり観光客も多く訪れます。
アルザスも然り。他の「美食の都」では残念ながら、
近隣の小さな村へ行くとレストランの数が限られていたり、
又レストランの質にかなりの差があり、
玉石混交なのが事実です。

しかし、我がアルザスは違います。
どんな小さな村に行ってもWINSTUBや少し高級なレストランが
犇めいています。

そしてアルザス料理店であれば、何処へ行っても質は高く「ハズレ」は
ありません
(これは筆者が保証します!)。
正に「美食の都」の名に恥じないのがアルザスなのです。

WINSTUBでは、ワインは「ピシェ」(写真→)と呼ばれる、
1/4ボトルサイズ
で注文される事が殆どです。
アルザス特産の陶器製のワインピッチャーでワインが運ばれてくると、
何故か幸せな気分になり、食欲も湧くから不思議なものです。
アルザス人にとっては、血であり肉であるアルザスワイン!
蘊蓄抜きにして是非一度お試し下さい。
但し、シェフも筆者も蘊蓄好きですので(!)、お付き合い下さる方は
どうぞお店でお声をお掛け下さい!

シェフがアルザスの食文化を語り出すと止まらなくはなりますが・・・

deco

地産地消 アルザス

日本でも地産地消が広く賛同されていますが、
アルザスでは遥か昔から当たり前の様に実践されて来ました。

日本と同じくフランスも消費流通は全国ネットであり、
「○○地方の特産品」が都市部であればほぼ確実に入手出来ます。
然しながら、アルザス特産品だけは例外的なのです。
アルザスでしか食べられない物・飲めない物は数限りなくあります。
農産物、畜産物、ワイン、パン等は他地方では
「アルザス料理専門店」へ行かないと入手出来ない物が多いのです。

例えば、アルザス産白アスパラはかなり大規模な
生産体制であるにも関わらず、殆ど地元で取引が完結します。

そしてアルザス産のミネラルウォーター
その豊富な水量にも関わらずフランスの他地方で飲むのは、先ず不可能です。
他地方からの需要やその流通システムが存在しないのではなく、
地元に充分な市場があり、フェアトレードが成立しているからに他なりません。

驚く事に、特にアルザスの地方政府が地産地消を政策として
推進して来た訳ではないのです。
アルザス人によって自然にこの消費スタイルが確立されて来たのです。
筆者がこれまでに出会った多くのアルザス人が、
「アルザスの美味しい物を一番知っているのはアルザス人だ!」
語っていました。当たり前の事が当たり前でなくなっている今の世の中。
地元の恵みに感謝し、誇りを持って消費する事は、
21世紀の消費者のあるべき姿
ではないでしょうか。

Lunch ランチコース

Dinner ディナーメニュー

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